
ひとり親家庭に向けた“家事・生活”支援サポート情報
目次
離婚経て、ひとりで子育てをしていくことは、想像以上に大変なことです。仕事をして、全ての家事を一人で担うとなると、休む時間も息抜きをする時間も確保することも難しいでしょう。
特に身近に頼れる人がいない方は、もっと大変ですよね。筆者自身も、離婚時に地方の実家に戻らずに全て一人でやっていたので、身体的にも精神的にも疲れ果て、思い悩んだこともありました。
今回は、自治体が実施しているひとり親家庭に向けた“家事・生活”の支援サポート情報をご紹介します。支援サポート内容は各自治体によって異なりますので、今回は東京都を例にご紹介します。
ひとり親家庭ホームヘルプサービス
日常生活の家事や育児が大変なひとり親家庭にホームヘルパーが訪問し、家事や育児のサポートをしてくれます。
保護者の仕事、就職活動、一時的な病気などの理由でも利用することができます。
対象
次のいずれかに該当するなど、ひとり親家庭で家事や育児に困っている方
※区市町村によって基準が異なります。
- ひとり親家庭となって2年以内で、生活環境が変化して日常生活に支障が出ている方
- 就職活動中の方
- 疾病、出産、看護、冠婚葬祭などで一時的に支援が必要な方
- 小学生以下の児童を養育していて、就業上の理由(所定内労働時間の就業を除く。)で帰宅時間が遅くなるなど、定期的に支援が必要な方
料金
所得に応じて利用料金がかかります。
ひとり親家庭休養ホーム
ひとり親家庭の親子が、休養やレクリエーションのために自治体の指定施設を利用するときに、利用料金の一部が助成されます。
また、自治体が、バスによる日帰りツアーを開催する場合もあります。内容は区市町村によって異なります。
対象
子供の年齢や条件は、区市町村によって異なります。
料金
利用料金がかかります。
産前・産後支援ヘルパー
産前・産後の負担を軽減できるよう、産前・産後の家事や育児の支援が必要なご家庭を、ヘルパーが訪問し、子育てや生活のサポートをしてくれます。家事援助のほか、育児の相談などもできます。
対象
産前・産後の家事や育児の支援が必要な方(日中、家事・育児を手伝ってくれる人がいない方)
※区市町村によって、産前か産後いずれかしか実施していない場合もあります
料金
利用料金がかかります。
ひとり親家庭への相談・交流会など(生活向上事業)
ひとり親家庭等が抱える問題の解決に向けた相談会、ひとり親家庭の生活や就労の支援につながる講習会やセミナー、ひとり親家庭の交流のイベントなどを開催しています。
対象
開催時期や参加条件は、区市町村によって異なります。
緊急一時保護
パートナーなどの加害者からの暴力から一時的に避難する手段として、一時保護があります。
暴力を避けるために家を出たいと思っていても、加害者に知られずに身を寄せる場所が無い場合に、被害者が一時的に避難する手段です。一時保護の間に、あなたがこれからどうしたいのか、お話を聞きながら保護の後の生活に関する支援の相談もすることができます。
対象
パートナー等から暴力を受けているなど、緊急に一時的な避難が必要な方
対象は、女性(とその子供)の場合が多いですが、男性が対象になる区市町村もあります。
母子生活支援施設への入所
夫からの暴力や経済的困窮など、さまざまな問題を抱える母子(子は原則として18歳未満)がともに入所し、自立に向けた支援を受けることができる児童福祉施設です。
退所後も、相談や援助を行い、地域での生活をサポートしてくれます。
対象
児童(18歳未満)及びその保護者(配偶者のない女子・又はこれに準ずる事情にある女子)
※入所年数は、それぞれの家庭によって異なります。
※18歳未満で入所した児童が、満20歳に達するまで在所させることが可能です。
料金
所得に応じて、利用料金がかかります。
ファミリー・サポート・センター
子育てを手伝ってほしい人と手伝いたい人を結び、地域で子育てを支援する相互援助活動です。
ファミリー・サポート・センターに登録することで利用できます。
保育園・幼稚園への送迎や学校の放課後の預かり、保護者の病気・冠婚葬祭の際の預かり等ができます。
対象
区市町村により対象年齢が異なります。
料金
利用料金がかかります。
ショートステイ
保護者が病気・出産・出張・育児疲れなどの理由で、一時的に子供を家庭でみることができないときに、原則7日以内、宿泊で子供を預けることができます。
対象
保護者の事情により一時的に養育ができない子供
※子供の年齢は、区市町村によって異なります。
料金
利用料金がかかります。
トワイライトステイ
保護者の仕事や病気の療養で帰宅が遅い場合、専用の施設等で17時から22時頃まで子供を預けることができます。
夕食・入浴の提供など、生活のサポートもしてくれます。
対象
保護者の事情により一時的に養育ができない子供
※子供の年齢は、区市町村によって異なります。
料金
利用料金がかかります。
その他にも、専門知識を持った相談員の方が電話相談に応じてくれるサービスや、ひとり親やひとり親になる前の方が同じ立場の方と交流できる場を設けている施設もあります。
ひとり親の方の孤独感をなくす、気持ちを共有できる場で日頃のストレスや悩みを相談することで、気持ちが楽になるかもしれませんね。
今回は例として、東京都のサービスをご紹介しました。サービス内容に関しましては、各自治体によって異なりますので、お住まいの自治体のHPをご確認ください。
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