
国際結婚した夫婦の離婚について
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国際結婚は半数が離婚!?
国際結婚した夫婦の離婚率は日本人同士結婚した夫婦より高いと言われています。
日本人同士の場合、離婚件数は年間約20万件で割合にして34.9%ですが、国際結婚の場合の離婚件数は年間約1万件以上で割合にしてなんと50%、約半数の方が離婚しているという統計が出ています。
国際結婚といえば、日本人女性と外国人男性の結婚というイメージが先行しがちですが、実は日本人男性と外国人女性の婚姻件数のほうが約2倍近く多く、外国人女性との離婚率は53.7%、外国人男性との離婚率は43.5%となっており、外国人女性との離婚率の方が高いようです。
国境を越えた二人が結婚して夫婦になるということは一見ロマンチックに思えますが、離婚する原因は一体何なのでしょうか。主な原因をいくつか挙げてみました。
- 文化の違い
- 言葉の壁
- お金の価値観
- 夫のDVやモラハラ
- 食生活が合わない
恋人同士だった時は非日常な毎日を過ごせて刺激的かもしれませんが、結婚となると現実的な問題に直面します。
一番の原因は文化の違い
国際離婚で一番多かった原因が「文化の違い」です。全く違う環境で育ってきた二人が夫婦になることは、思ったよりも乗り越える壁が分厚く、こちらが当たり前だと思っていることが相手には通じなかったり、逆に相手にとって当たり前なことがこちらとして受け入れられない場合もあります。相手の文化や価値観を許容し受け入れることが出来ず、結局結婚生活にピリオドを打ってしまうようです。
国際結婚の手続きは複雑ですが、離婚する場合も夫婦双方の国で手続きを進める必要があり相当な労力が必要になります。子どもの養育費に関してもお互いが別々の国に住んでいる場合、支払われなくなるケースが多いのです。
国際結婚をした夫婦が全員離婚しているかと言われると、決してそうではありません。中にはお互いの文化や価値観を尊重しながら、どちらかの国で仲良く暮らしている夫婦もたくさんいらっしゃいます。大事なのはやはりお互いの文化と価値観を尊重し歩み寄ることでしょう。
育った環境も言葉も違う二人が結ばれるのは素敵なことですが、まずは一旦冷静に立ち止まって国際結婚というものについて考えてみることも必要です。
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