
親が離婚していると子供の離婚率が約3倍になる?!離婚が子供に与える影響
自身の離婚によって、子供にどんな影響を及ぼすのかを考える方も多いでしょう。実際に、様々な調査が行われており、数字で結果が出ています。もちろん、離婚した全ての家庭にこの影響が必ずしも及ぶわけではありませんが、何か役立つヒントになればと、離婚が及ぼす子供への影響をまとめました。
親の離婚が子供に与える影響
- 子供が結婚した際の離婚率が約3倍になる
タイトルでも記したように、離婚した両親を持つ子供が結婚した場合、離婚していない両親を持つ子供に比べて離婚率が約3倍になることが判明しています。
- 子供の喫煙率が約48%増加
離婚している家庭の子供は、離婚していない家庭と比べると、喫煙率は男の子が約48%、女の子が約39%の増加が確認できたとういう調査結果が報告されています。
- 成績や社会的地位の低下につながる
アメリカの心理学者、ジュディス・ウォーラースタインが行った研究によると、離婚は子供にとって「両方の親から捨てられる」という不安を感じさせ、将来的に学業成績の悪化や成人後の社会的地位も低くなる傾向にある事が分かっています。
- 精神病になる可能性か高くなる
精神科を受診した子ども約400人を対象として調査したところ、親が離婚した子どもは、一般の子どもと比べて、患者数が約2倍というデータもあります。
子供にとって負担が少ない離婚のタイミング
できるだけ悪影響を与えないために、子供にとって負担が少ない離婚のタイミングをまとめました。
- 子供が小さく記憶に残らないタイミング
子供が就学前などと小学校入学前くらい小さいなら、子供の物心がつかないうちに離婚してしまうのもひとつの手です。
父親に愛着を抱いてから引き離されるよりは、元から何も記憶にないほうが子供にとっては気持ちが楽です。
子供がきちんと理解できるようになってから離婚の説明ができるというメリットもありますし、子供の成長に合わせて話すタイミングを見計らうことができるので、子供の中でも事実を冷静に受け入れやすいでしょう。
- 学校に入学・卒業するタイミング
子供の環境がそもそも変わるタイミングでは、離婚による環境の変化も比較的受け入れやすいでしょう。
学年の途中で母親の旧姓を名乗るとなると、周りの目が気になる子供も多いと思います。ある日突然の姓変更は、子供にとっては大きな不安要素になります。卒入学という新しい環境であれば、その不安も軽減されますし、離婚による生活の変化も負担になりにくいです。
ただし、D Vがある場合や、激しい口論など、明らかに子供にとって良くない環境の場合は、離婚を早急に検討すべきです。なぜなら、離婚による悪影響を考える前に、現状が子供にとって最も悪影響だからです。
悪影響を与えないために
できる限り悪影響を与えない、子供の傷つけないために、離婚が決まり子供にその事実を伝える際に気をつけたいポイントをまとめました。
- 嘘はつかずに真実を伝える
「父親が病気で亡くなった」「元から父親なんていない」など、嘘をついてしまうのは、子供が後に真実を知ってしまった時、心に傷を負ってしまいます。一番信用している親から重大な嘘をつかれていたショックで、他人のことを信じられなくなってしまう恐れもあるので、できるだけ事実を伝えるようにしましょう。
- 子供は悪くないことを伝える
離婚の話をする際に、「あなたのせいで離婚するわけではない」ということをハッキリと伝えてあげましょう。子供のことを想っての離婚であっても、離婚はあくまで『夫婦の問題』です。子供が自分のせいで離婚したと誤解しないように、しっかり伝えてあげることが大切です。
- 愛情は変わらないことを伝える
離婚しても自分たちは変わらず子供の両親であり、愛情はずっと変わらないことを言葉にして伝えてあげることが大切です。離婚後、一緒に暮らす親だけではなく、離れて暮らす親も子供にとっては一生「親」であることには変わりません。子供の不安を少しでも軽減させるためにも、親の子供に対する愛情を言葉にして伝えてあげることが大切です。
子供のために
離婚が決まったら、離婚後の子供との生活のために、離婚が決まったら養育費の取決めを必ず行いましょう。
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