
母子家庭のお金に関する現状
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母子家庭になって最初に直面する問題は「お金」に関することではないでしょうか?
今回は、母子世帯のお金に関することの全般をお伝えいたします。
母子家庭の平均年収
厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告 ひとり親世帯の平成 27 年の年間収入」
によると、母子家庭の場合、夫婦共働きの世帯や父子家庭に比べて平均年収はかなり少なくによると平均年収は『243万円』就労収入は『200万円』となっています。(12ページ参照)
一方、父子家庭の平均年収(13ページ参照)は『420万円』とあり、母子家庭の方が圧倒的に少ない数字といえます。
母子家庭の平均月収
母子家庭の1ヵ月の平均収入は『約20万円』です。
そこから所得税、保険料、年金など引かれて毎月の手取りが『約15~18万円』の方が多い傾向です。
母子家庭の、雇用形態別年収割合
厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告 現在就業している母の地位別年間就労収入の構成割合」(5ページ目)によると、下記の結果になっています。
正社員
100万円未満 | 3.9% |
100~200万円未満 | 21.9% |
200~300万円未満 | 31.4% |
300~400万円未満 | 21.5% |
400万円以上 | 21.3% |
パート・アルバイト
100万円未満 | 30.1% |
100~200万円未満 | 52.9% |
200~300万円未満 | 14.3% |
300~400万円未満 | 2.4% |
400万円以上 | 0.4% |
子供を育てていくのに必要な平均生活費
子供一人あたりの生活費
住居費 | 約5万円 |
食費 | 約3.5万円 |
光熱費 | 約1.5万円 |
雑費 | 約0.5万円 |
教育費 | 約2万円 |
交通費・通信費 | 約2万円 |
保険料 | 約5千円 |
計 | 15万円 |
あくまでも目安となりますが、子供が急な風邪をひいたら医療費が加算されますし、休日子供と出かける場合は、レジャー費が加算されます。
子供の年齢が上がれば食費や教育費、学校関係の経費も加算されると考えましょう。
また、子供が2人となると5万円加算されます
子と2人だと生活費は20万円、子供3人だと25万円くらいが平均となります。
以上の傾向を見ると、平均月収が15~17万円なことに対し、子供1人を育てる生活費が約15万円かかってしまうので、生活はとてもかつかつな状況に陥ってしまうでしょう。
そこで必ず把握して頂きたいのは以前、養育費のミライネでもお伝えした、養育費の平均額と手当の種類です。
養育費の平均額・・・約4万3,707円
■過去の記事■ ”養育費の相場って? “
手当の種類
児童扶養手当・・・月額43,160円(全部支給で第一子の場合)
児童育成手当・・・月額13,500円
“児童扶養手当とは? ”
“児童扶養手当とは? ”
“児童育成手当について①”
“児童育成手当について② ”
以上を把握していれば、収入の総額平均で9万も増え、若干余裕のある暮らしにはなるかと思いますので、目を通しておきましょう!
また、養育費に関するお悩みごとがございましたら、「養育費保証のミライネ」にご相談ください。